有名神社のように常に参拝者のあるお宮や、派手なパフォーマンスを行うイベント神社とは異なり、当宮のように地味な地方の鎮守さまでは年間の行事に掛る経費を捻出することだけでも苦労が多く大変なことです。
どの業種でも倹約・節約されていることとは思いますが、当宮でも半紙の切れ端一枚でもムダの無いように使用しております。こういった積み重ねにより、余分な出費を減らし、諸事業に回します。
例えば、お供え後の熨斗袋もすぐには捨てません。付いている紅白の水引をほどいて「こより」として紐などにして再利用します。包紙は厚く丈夫な和紙であるため、持参者や神前に対して失礼のない範囲でこれも再び適切に使用します。まだ利用できるものは最後まで使用して、僅かなことではありますがムダを省き、諸経費を工面しています。昔から人がされてきたことを見よう見まねにしていますが、こういったことは物を大切に使用してきた日本人の伝統であろうと継承しています。
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