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今八幡宮氏子のうち、八ヶ町内にそれぞれ鎮座していた摂末社八社を、明治40年の内務省令により氏神神社に合祀することとなり、うち一社の社殿を現在の地に移設して八柱神社と称す。 |
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御祭神 天照大神・豊受大神・高皇産霊神・大歳の神
御神徳 国家安寧・農業・稲作の神
古くから上天花(旧天花畑)の住人によって守り続けられる社。山中にあることから普段はひっそりと鎮まるが、毎年の祭礼は多くの家からの参列がある。近年も鳥居が奉納されるなど、今も地区の鎮守として住民から篤い信仰が生きている。 |
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御祭神 天児屋根命・市杵島姫命
御神徳 産業の神・芸能の神
社殿は宮大工による本格的な建築に加え、手の込んだ彫刻が往時の篤い崇敬を伝える。旧鎮座地が今八幡宮の石段下という関係もあり、合祀令ののち移設され今は八柱神社として再びその立派な容姿を構え、跡地は現在第二駐車場として活用されている。
残念ながら町内での祭礼は既に行われていないが、永く地区の守護神として当宮とともに信仰されてきた神さまであり、町内としての祭礼の復活が待たれる。 |
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御祭神 菅原道真
御神徳 学問の神・出世の神
毎年9月1日に「山口最後の夏祭り」として盛大に行われる「森さま祭り」はこの神社の祭礼。道路の拡幅とともに社は消滅したが、今なお神さまを尊ぶ志高い人々により当町の神輿で神さまをお迎えし、丁寧に執り行われている。
近年は山口県立大学と野田学園高等学校の学生生徒による神輿渡御のほか、夜間は県大生による手作りの模擬店で人々が賑い古き良き祭りの情景を残している。今や町内の祭礼という枠を超え山口の風物詩といえよう。 |
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御祭神 事代主神
御神徳 医薬祖神・健康の神
昔から商店が軒を連ねる当町らしく、祭神も商売繁盛・福寄せの恵比寿さまを祀る。祭礼は「中市恵比寿祭り」として毎年11月23日に行われ、中市商店街関係者参列のもと例祭が行われる。そのほか、福引きなどのイベントも開催される。
社は近年造替し、商店街の関係者により祭りの伝統が守られている。 |
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御祭神 天照大神・豊受大神・高皇産霊神・大歳の神
御神徳 国家安寧・農業・稲作の神
山口高校の北側に位置する当地は、かつては一面田畑が続く田園であり、上天花同様に農業の神が祭られたのも当時の人々による自然な信仰があったと思われる。
合祀後は社の消滅とともに祭礼も途絶えたが、社の存在を後世に伝えるべく「大歳社跡」の社号碑が建てられ、現在は西糸米町内会の公会堂として利用されている。
社号碑の傍にそびえる大きなムクノキは市の指定文化財であり、大歳神社のご神木であったことが説明版にも記されている。当町には後年木戸孝允を祀る木戸神社が創建され、新たな町内の守護としてこちらの祭礼に尽くされている。 |
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御祭神 猿田彦神
御神徳 道開き・交通安全の神
合祀後も、社の建替えを経てなお毎年祭礼が行われる。
今もって町内の心の拠り所・シンボルとして存在していることは、かつての庚申塔が復興され、また幕や幟など奉納されていることからも分かる。更に神社の変遷をまとめた冊子が作成されるなど、熱心に調査研究され常に住民の誇りと温かさによって大切に守られており、ご神徳もいよいよ輝きを増し続けている。 |
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御祭神 事代主神
御神徳 医薬祖神・健康の神
元々面積が狭く、世帯も少ない町内であったことが神社の存続を左右したとは考えたくないが、現在祭礼はおろか旧鎮座地の場所も定かでない。かつてここに鎮座した神社の存在を知る人はなく、恵比寿さまが祀られていたことからこの地域に商店が多かったと推測されるのみである。祭りの伝統を絶やしてしまった残念な結果である。 |
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御祭神 大国主命
御神徳 縁結び・家内安全の神
旧町名は馬場殿小路。商店街の傍に位置する当町の守護で、毎年夏には祭礼が行われる。
宝暦七年(1757)の銘がある鳥居も、250年の歳月により今は左右の柱のみを残し原型を留めないが、既にこの当時には篤い信仰があったことを伝える貴重な史料である。
当町は、今八幡宮と古熊神社の両方の氏子が町内に存し、社殿は維持管理上、後年町内から古熊神社に寄付されたものであり、祭礼は両社の神職で執行されている。 |
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