この時期、境内には雑草がグングン生えてくるので、時々立ち止まっては草抜きを行っています。樹木の新緑が美しいのは良いのですが、雑草はこまめに抜いておかないと伸び放題になってしまいます。 さて、そうした雑草抜きのとき、頻繁にヒノキや杉などの小さな芽がでておることに気付きます。カシ、シイ、クヌギの類では、その実を落としてすぐに発芽していきます。針葉樹なども至る所に芽がでています。これら樹木の芽は他の場所に植樹してあげたいのですが、境内といえども大木になった時のことを思えばどこでも良いわけでなく、既に適切なところがないのでやむを得ず草同様に抜かざるをえません。しかし高木にならないものは植え替えて育ててやります。 精一杯生きていこうとする姿は自然界の厳しさを教えてくれますが、実や葉などの果実が採れるものは、育てた恩返しをしてくれているようにも思えます。
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