境内で生育する全ての樹木は御神木といえますが、なかでも取り分け大きな樹をもって御神木とも言われます。 当宮で最も大きな樹(幹廻り)は他にありますが、目につくところでの最も大きな樹はムササビの巣になっています。ムササビの生態には明るくありませんが、寒い時期は冬眠などするのでしょうか?観察をされる方は寒い中、夜間も暗視スコープで熱心に観ておられました。 なお、このムササビが巣として利用している穴は、キツツキが開けたものですが、この穴(複数あります)から入ると思われる雨水により樹木が相当腐食しており、円筒形のドーナツ状に周りだけで支えられております。そのため倒木による社殿の倒壊の危険がありますので、旧臘ワイヤーで吊りました。これがどの程度安全か解りませんが、無いよりかは安心できます。ムササビなど自然界の生物のためにも、また何より鎮守の杜を形成する巨木のためにも、頑張ってほしい御神木です。
|