当宮の交通安全ステッカーは3種類あり、時々まちで見かけることがあります。これらの車両を目にすると、当宮の氏子さん(又は崇敬者)であることが判るので、顔見知りの方であればご挨拶ができますし、長時間の境内駐車にも「無断駐車ではない」という証しになっています。 ステッカーのうち、1年半前に作成した「猪目(いのめ)ステッカー」はお若い方に評判が良く、遠方より求めに来られる方も少なくありません。 猪目とは、以前社報に詳しく説明を記しましたが、奈良時代(古墳時代とも)から我が国にある伝統的文様であり、文字通りイノシシの目をデザイン化したものです。西洋の「ハート」と同じ形ですが、このハートよりも遥か千年以上も前から日本では使われていた文様となります。 以前、他神社の神職さんが「これは画期的で素晴らしい。一般的な古臭いものより、若い方に神社に親しんでもらうため、こういった努力をされている貴宮は立派です」。と褒めてくださり、何とご自身が購入されてご自分の車両に貼っていらっしゃいます。神職が全く関係の無い他神社のステッカーを車両に貼るということは極めて異例であり、それほど当宮のアイデアや教化活動に賛同されているということと思い、嬉しく思います。更にこの方は最近も、「地元の氏子さんと、自分が務める神社の巫女さんから、是非受けてきて欲しいと依頼を受けた」。ということで5枚もお受けになりました。 当宮では、「教化活動」や「若年層へもっと神社に親しんでもらいたい」。というために様々な取り組みを行い、ほぼ全てが成功しております。これらはみな「相手の気持ちになって考える」。ことがヒントではないでしょうか。
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