神前結婚式には、神社で行う挙式のほか、ホテルの式場で行う場合があります。当宮は氏子区域内に挙式を行うホテルが無いため通常は出向することがありませんが、旅館・ホテルが多い湯田地区の宮司さんが多忙な際は、依頼を受けて応援として出向します。本来であればこの湯田地区は朝倉八幡宮さんの氏子区域にあたるため、全てこちらの神社を通して行くべきですが、なぜか他神社も平気で奉仕に行っているようです。当宮も以前、あるホテルから神前結婚式の年間奉仕依頼がありましたが、筋を通して朝倉八幡宮さんに連絡し、依頼するようお伝えしました。 さて、10日の日曜日に友人の婚礼が行われました。このホテルの平素の挙式は、神道系新興宗教の神社が行っているようです。しかし、今回は友人であるため当宮への依頼がありましたので、宮司・禰宜と、当宮及び挙式する友人ともに知人である方のお嬢さんを巫女さんとして三人で伺いました。勿論当該氏神神社である朝倉八幡宮の宮司さんにもお知らせしておきました。 普段、新興宗教の神社が入っておられるため、神前の飾り付けや設備・調度品等、我々の一般的なものと異なっておりましたが、何とか修正を行うことができました。ホテルの婚礼担当の方は一般の神社と新興宗教の神社(正しくは教会)があることはご存じなく、「神社は全て同じ系列」と思っておられましたが全く異なります。いつも申すことですが、地元で生活(営業)しているのならば、地元の神社(氏神さま)にお祭りしてもらうことでなければなりません。そのときだけ他の地区から来た神社の祭事で良いのでしょうか? なお、当宮は朝倉八幡宮から勧請を受けた経緯がありますが、このときの朝倉八幡宮と、現在の朝倉八幡宮は全く別のお宮となります。しかし、互いにマナーを守り尊重しているため、非常に友好的な関係にあります。
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