山口総鎮守 今八幡宮
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本年の節分祭について
2014年01月31日

 新聞社より節分祭のお問い合わせがあり、本来ならば既に当ホームページに記載していなければならないところ、滞った更新により昨年の記述をご覧になっていたようで、ご迷惑をお掛けいたしました。
 さて本年の節分祭も例年通りで変わったところはなく、早朝より夜間は9時頃まで「星祭り」という祈願が随時行われます。この星祭りとは簡単に言い換えるますと、立春よりの「家族の厄除け、及び家内安全」ということになります。通常「厄除け」とは、その年に厄年に当たる方が受けるお祓いのことを指しますが、これとは別に家族全員が幸せに過ごせるよう、また災難に極力触れることがないように、という願いのほか、氏神さまに平素の安寧を感謝する「御礼詣り」の意味も込められたもので、これを前記の厄除けとは区別して「星祭り」と称します。(ここで用いる星とは、家族全員の生まれた日、つまりそれぞれの生年月日を神前に申し上げることにより、通常は世帯主のみを祝詞で奏上するところ、星祭りに限って一人ひとりを特に神様にお聞きいただくため。)
 以前にも記してありますように、当宮ではイベント的な「年男による豆撒き」は行っておりません。本来的には宮中行事であった追儺を江戸期の狂言の演目で面白おかしく演じて始まった「豆撒き」ですが、これに乗じて行う「餅まき」「菓子撒き」となれば、単に人集めの軽薄な興行との違いを氏子さんに対して正しく伝えることに少々の困難と疑念を感じ得ないためです。勿論、氏子さんなど、地域の人々が主体となって「何かしようではないか!」という積極的で熱い志しのもと行われることに関しては何ら疑問はなく、むしろ立派で喜ばしいことと思います。しかし、当宮では神事のなかでの豆撒きは行いますが、人を集めたことは行っていません。もっとも、この日だけで200件を超す星祭り祈願祭がおこなわれるため、そのような余裕がないということが実情でもありますが。

 随分と理屈っぽい書き方になりましたが、正々堂々とした威厳を保ち、善男善女を迎えています。皆さまどうぞお詣り下さい。

※平日でもありますので、お仕事帰りに参拝なさる方もいらっしゃることと思います。夜9時までは星祭りも受け付けておりますので、温かくしてお越しください。
※数に限りがございますが、甘酒の接待、福豆の授与をしております。どうぞお受けください。


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(弱い心の鬼を退治し、強く生きたいものです。)


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