山口総鎮守 今八幡宮
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厄除け祈願
2014年02月02日

 昨日は過ごしやすいポカポカ陽気に加え、朔日ということもあり、大変ご参拝の多い一日でした。更に土曜日で、節分祭の混雑を避けたいという方もお見えになったことと思います。
 早朝一番、厄除けのお祓いにお見えの方より、何とタイムリーな有難い激励のお言葉がありました。
 
 「ホームページ、更新されていましたね。見ていますよ!」

 勇気百倍!!。まるで、更新されるのを毎日心待ちにチェックされていたかのようなこの一言。この優しい声に、改めて毎日更新の意義を感じるとともに、「空白の11カ月」に対して申し訳ない恐縮した気持ちでした。有難うございました!
 
 こちらの紳士のように、心優しく「見たよ」という方は、当ホームページの「お問合わせ」をクリックして戴くとメールフォーム画面になります。そこに迷わず「見たよ!」と打ち込んで送信してください。(「いいね!」ではありません。)

 さて、この日は一件の地鎮祭のほかは午後を含め全て厄除けの御祈願でした。厄除けとは、決められた年齢(トップページ「祈願のご案内」にある)を迎えた男女が「本厄年」と用心のためその前後の年にお宮に参り受けるお祓いで、およその内容は本来の「厄を除ける」(未然に防ぐという意味であり、既に災難を蒙った場合は「厄祓い」となります。)のほか、「無病息災」や「交通安全」など、身体的な守護のほか、「いつも心が綺麗(清らか)でいるように」といった内面の願い(又はお清め)も含まれます。言うまでもなく、勿論物理的な「絶対安全」という保証はどこにもありませんが、しかし、「厄年だから、お宮にお詣りして厄除けのお祓いを受けねば。」という自己喚起意識を持たれるような方は、その時点で既に半分は安心です。つまり、幾代もの人々が積み重ねてきた儀礼や伝統を尊重し、更に自身への注意を怠らない「しっかりした人」といえます。
 厄年の年齢とは、男女とも人生における転換期(社会的役割や精神的な変化変動)や体に変化が生じる歳(中年に入り始める頃や還暦の老境に入る・ともに男性の場合。女性は別にある)であり、これらは所謂「役回り」の年とされます。このことは、うっかりその年を失念しないよう、「役」=「厄」と語呂合わせのようになり、男性の大厄42歳(死に年)、女性の大厄33歳(散々な年・ともに数え年)となっています。生まれ月による個々のバラツキがあるため前後にも気を配り「前厄」「後厄」と更に念入りな注意を忘れません。
 長くなりましたが、先人の知恵は単に年齢を当てはめたものではなく、永い年月を掛け繰り返された経験を基に「まさにその時(その年)」であり、物理的に考える現代的理論(屁理屈)には表れない優れた基準となっています。更に附け加えるならば、前記の社会的「役」のデビューとして、地元の鎮守さま(氏神さま)に詣り、その地域の拠り所であるお宮に顔を出すことで、神さま(又は宮司さん)に「自分」という存在を紹介(挨拶)するという意味があります。よって、有名だからといって知らない遠くの大社に行くのではなく、地元の鎮守さまに行くということに大きな意味があるのです。


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(人生儀礼は、氏神さまへの参拝でなければお詣りの意味を持ちません。)


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