節分までは春を思わせる温かい日が続いていましたが、皮肉にも立春を過ぎた日より寒さが戻り、昨日は久しぶりに降雪がありました。記録的な大雪に見舞われた関東に比べれば、山口では午後からはほぼ雪も解け、生活に支障が殆ど無かったと思います。 四月より消費税が増税されるということで、神社でも消耗品等「今のうちに買っておこう」と準備しております。とは言いましても、元々さして大きな金額の物ではないため、増税分と言いましても僅かなものなのですが、どうせならその「僅か」でも・・・、ということです。 お祭り(お祓い)において、世間でもこういった傾向が顕著に感じ取ることができます。それは例年に比べ、地鎮祭(家を建てる)と新車のお祓い(車祓い)が明らかに多いことです。これら高額な買い物は、増税分だけでも相当な金額であるため、「今のうちに」という駆け込み需要が多いことは良く理解できます。建築屋さん(ハウスメーカー)には、「需要が多過ぎて、仕事が追い付かず、今は受注をお断りしている現状です」。と、嬉しい?悲鳴を上げられていました。確かに、最近はほぼ毎日のように地鎮祭・上棟祭・車のお祓いがあり、神社でもこの影響が祭事に反映されています。 (当宮では、たとえどれ程の祭事のお申し込みがあろうとも、早朝から夜間までフル稼働で奉仕にあたり、絶対にお断りはいたしません!) 神社は宗教法人であるため、本来の宗教活動にあたる行為には非課税という優遇を受けています。(全ての宗教法人がそうです) 本来の宗教活動とは、「お祓い」や「おふだ・お守りの頒布」であり、もし駐車場経営や不動産など、宗教活動以外の行為を行っている場合については当然これに課税されます。 税ひとつをとっても、国民生活のみならず神社を含め全ての社会を取り巻いていることを痛感します。
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