山口総鎮守 今八幡宮
詳細ページ 新着情報 

敷地のこと
2014年02月21日

 当宮の裏手には現在、豊栄神社・野田神社という毛利公をお祀りした両神社と、山口県神社庁という県内の神社を包括して各関係団体との渉外・研修・事務等を行う機関があります。神社庁というと、なにか公的機関である省庁のように思われる方もありますが、戦前までは「山口県神職会」と「大日本神祇会」の山口県支部という二つの団体が戦後統合、現在の「山口県神社庁」が設立されて今に至っています。神社庁は各県に置かれ、勿論宗教法人となります。
 裏手にあるこれら3社は、明治以後に当時の国家事業として山を整備してできた新しいものであり、かつては当宮の裏山(信仰の一部)でした。ここには当宮歴代宮司の奥都城(墓)や「八幡焼」という萩焼以前よりあった焼き物の登り窯などがありました。朝鮮の影響が濃い萩焼以前ということで史料的価値も高い焼き物の窯ですが、近年駐車場整備のための開発などにより今では全く無くなってしまいました。しかし、一部残る孟宗竹は、3代前の当宮宮司(大正期の豊栄・野田両神社禰宜も兼ねる)が京都より持ち帰ったものであり、赤土の地盤と相まって美味なタケノコを現在も与えてくれています。
 市外の境外地も含め、当宮もかつては広大な神領地を有していましたが、「大きいところから取る」という方針により減少を余儀なくされ、現在に至っています。「駐車場が狭い」という声もありますが、こうした事情もあったということをご理解ください。


画像
(手前の木はオガタマという神木です。一円玉の表に描かれているあの木です。)


[ もどる ]
 
今八幡宮
今八幡宮社務所 〒753-0092 山口県山口市八幡馬場22
  TEL 083-922-0083 FAX 083-922-0312  お問い合わせ