今日も穏やかでとても良いお天気でした。土曜日でもあり、こうした過ごしやすい気候の日は、参拝者もお散歩を兼ねてでしょうか、多くお見えになります。
お祓いにお見えになった方の内の、ある一組のご家族。この度東京へ転勤されるとのこと。これまで山口の地でお世話になった神様に御礼と転居の奉告をしたいということです。何とご丁重かつ律儀な方でしょうか。多くの場合、引っ越しの準備等でお宮のことは頭に無い状況でしょうが、この方は真っ先に「御礼詣り」を念頭に置かれていたそうです。内心、こちらこそ感謝・感激極まりなくこのような立派なお志しをお持ちの方であれば、どこへ行こうとも全て順調に行くだろうと思いました。
お祭りとしては、「方角除け（方位除け）」となりますが、細かな祭典種目（分類）はこの際関係なく、転居の奉告、報賽（御礼感謝）や以後の家内安全など多くを包含した純粋な「御礼詣り」です。中学生のお嬢さんは「こちらでは８クラスでしたが、向うは２クラスとなります」。とのこと、お友達と離れることは辛いかも知れませんが、そこは今の時代、メールや携帯などで常に連絡は取り合えることでしょう。あちらでも、人数は少なくとも多くの友人を作ってください。
祭典後、「このように、ここまで神様を慕ってくださる方には、例えどこに行かれようとも神様は常に見守ってくださっています」。旨お話しいたしました。「祖母が居るのでまた山口に帰ったときにはお詣りします」。
転居先でも地元の鎮守様があります。山口の鎮守様とも多くの神様を慕い、慕われる。心にゆとりや余裕のある優れて美しい行為です。
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