「餅は餅屋」の言葉通り、素人が上手に作っても専門職の方には敵いません。また奉納されるものも、酒屋さんはお神酒・お菓子屋さんは菓子などを神前にお供えされることは、普段の感謝を込めてその成果を示す意味においても神様も喜ばれることと思います。 お正月以降、当宮の絵馬掛けには参拝者が奉納された絵馬が多数掛けられております。プライベート性が高いと思い、まじまじと見ることはあまりありませんが、様々な願い・感謝や決意表明など、神前に対して真摯な言葉が記されています。
そういったなか、ひと際目立つ3枚の絵馬があります。
キャンバス(絵馬)いっぱいにボールペン?により実に優れて上手に描かれたアニメのイラストです。恐らくオリジナルで描かれたキャラクターでしょうが、プロの漫画家さんが描いたものではないかと思うほどです。3枚ありますが、その場で描けるものではないでしょうから、持ち帰って家で一所懸命描き、奉納されたものでしょう。さすがに目を引き、こればかりは「まじまじ」と見入ってしまいました。 フランスを拠点に、欧米では日本のアニメが一つの文化として高く評価されています。映画の分野でも、アニメならハリウッドに対抗でき得る優れた作品が多数あります。かつては大衆娯楽であったアニメ・マンガも、今や日本文化の一翼を為し、国際的にも一定の経済効果を生む産業となっていることは、米アカデミー賞でも毎回日本のアニメがノミネートされることからも証明されています。
自分の特技を奉納されることは、神様に自身を知ってもらう(アピールする)こととなり、冒頭の「餅屋」に繋がる意味を持ちます。是非今度は画用紙や色紙などに描いて奉納してください。額に入れて殿内に数百年でも掲示いたします。
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