早くも「弥生三月」、徐々に寒さが和らいできております。当「新着情報」も、「紳士Ａ」さんのお陰により、かつてない連続更新記録を続けております。
毎月一日（朔日）は「お朔日詣り」として、月初めの参拝者が多く見える日です。本日も早朝より多数の参拝があります。
本日初宮まいりにお越しの方は、以前当宮において結婚式を挙げられた方です。既にご長男は誕生されており、今回はご二男のお宮詣りにお越しになりました。
神前結婚式の良い所の一つに、「節目節目に永くお詣りできる」ということがあります。本日の方を例にとりますと、
①結婚式 ②長子の安産祈願 ③長子の初宮詣 ④長子の七五三
詣 ⑤第二子の安産祈願 ⑥第二子の初宮詣（本日）となります
が、このほかにも車のお祓いや厄除けのお祓い、更には毎年の初詣を始めとする日常のご参拝など、実に多くの関わりがあり、お宮で結婚式を挙げられてからできた当宮とのご縁も、永く多岐に亘ります。おそらく今後も七五三詣りのほか、各人生儀礼やお祓いなど我々とも生涯に亘って（幾代にも亘って）お付き合いがあることでしょう。
国内外での教会においての教会式や、宗教を介さない人前式など様々な婚礼の形態がありますが、氏神さまで婚礼を行うことによりお宮との縁が生まれ、子や孫の代になろうとも子孫ある限り「代々のご縁（お付き合い）」ができるということは素晴らしいことと思います。今でも時々、老年のご夫婦などから「私たちは50年前、ここで結婚式をあげさせてもらいました」。などのお声を聞くとき、とても嬉しく、また有難い気持ちになります。その時は祖父が行った挙式だったと思います。そして、その方が孫やひ孫のお詣りを当時の宮司さんの孫やひ孫に行ってもらう。まさに「つながり」が体現されている現場です。
今日のお宮詣りのご夫婦とも、永いお付き合いになりそうです。
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