当宮の後方には、現在「野田神社」「豊栄神社」が鎮座しておりますが、かつてこの地は当宮の境内地であり、八幡焼きの窯がおかれて焼き物が行われており、また宮司家の奥都城（墓地）でもありました。更にこの両神社の背後は「七尾山」という山になっております。（国道のトンネルの上）
山であるため、自然豊かで様々な動物が生息していると思われますが、食べ物を求めてでしょうか、時々イノシシが当宮まで出没します。地中のミミズを食すため、土があちらこちら掘り返されているのですぐに分かります。以前目撃したときは、親子のイノシシであり、子どものほうは「ウリ坊」と呼ばれる可愛らしい大きさでした。
臆病な動物であるため、ひと気を感じるとすぐに逃げ出してしまいますが、「猪突猛進」といわれるように非常に速い速度で突進（逃げ出す）しますので、その「通路上」に人が居ればぶつかって危険な場合もあります。しかし、ほとんどは早朝であるため日中の参拝者には心配ありません。
動物の生息地を人間が勝手に侵入し、建造物を建てたのです。彼らは迷惑を蒙っていることと思いますが、優しく見守ってあげたいと思います。
なお、明日より出張に出るため当欄は一週間程度お休みします。決して昨年の「空白の修行」ではありませんので、ご安心ください。
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