当宮の「人形供養祭」が近づいてまいり、当日お越しになれない方による事前のお持ち込みで続々とお人形が集まっております。 告知後に転勤されたのか、またはご家族から知らされたのでしょうか、今日は遠く横浜市から宅配便で箱いっぱいのお人形が届けられるなど、愛着ある人形を単に「捨てる」ことに抵抗ある心の優しい方が大勢いらっしゃることを嬉しく思うとともに、「物を大切にする」という崇高な行為を改めて実感しました。 「うちは子どもが居ないので、長年このお人形さんを我が子のように可愛がっていました。しかし私も高齢になり今後どうなるのか分からないので、今のうちに供養してもらおうと思います」。
こうした切実なお話しをうかがうと、人形も持ち主によっては「家族の一員」であり、愛犬などの「大切なペット」と同じく、愛でることにより魂が入った「生き物」といえるのかも知れません。これまでの持ち主さん、お一人おひとりのお気持ちを察し、誠心誠意のお祭りを執行いたします。
|