今年の訪日外国人旅行者は、過去最高であった昨年を既に上回って記録が更新されていると報道されておりました。主に東京・大阪・京都など大都市のことですが、ここ山口も多少はその余波を受け、先日行われました「世界スカウトジャンボリー」以降、当宮にも以前に増して外国人旅行者の姿が目立つようになりました。 今日はアルゼンチンからお見えになった女性。6週間の休暇を取り、このたび二度目の日本への旅ということです。前回の初来日で日本の大ファンになり、今回は日本の城郭と社寺を巡る目的だそうです。 日本語が全くできない方ですが、日本文化にはかなり精通されており、神話に登場する神さまのお名前や地方都市の温泉のこと、更には日本人でも混同しがちな「神社と寺院の違い」も良く理解されており、南米特有の陽気な感覚で機関銃の如く喋り続けられました。「これまではフランスが好きで何度も行きましたが、父から日本の良さを聞いて前回初来日してから虜になり、他のどの国よりも日本が大大大好きです!!!」とのこと、何とも有難いお言葉です。「日本人はシャイであまりお話ししてくれる方が少ないのですが、あなたはとても親切に話してくれました」。と、恐縮ながらもお褒めいただいたときは、既に30分は軽く経過していました。 外国人が日本の良さを理解し、神社など伝統的文化に関心を寄せてくれることは嬉しいことです。肝心の日本人で無関心な人が多いことは、彼らに日本の事を質問されたときに上手く答えることができないのではないでしょうか。 お宮にお詣りになり、神社のこと、神道のことなど疑問・質問がおありでしたら、何なりとお尋ねになってください。
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