11月最終の週末ということもあり、終日七五三詣りや初宮詣、新車の交通安全祈願など、10組もの参拝者がお見えになりました。また昭和10年の11月21日に山口市の上水道が敷設開通したお祝いである、毎年恒例の「山口市水源地水神祭」も早朝に行われ、こちらにも出向奉仕いたしました。例年多くの参列者が見えますが、今年は敷設80年という節目でもありました。 山口市の水源地は大内は宮島町の象頭山です。よって水道局はこの麓にあり、ここの敷地内に水神社が鎮まります。この水神さまのお祭りは毎年欠かさず行われており、平素の「水」の恵みに感謝する祭事です。水は、人間が生きる上で絶対必要であることは当然ですが、生を与えてくれ、またときに「怒り」ももたらします。様々な形に柔軟に変化し、穏やかであり激しくもあり、恐らく自然界では最も強い物質でしょう。こうした「物質」や「現象」「恩恵」や「脅威」を、古くから人々が「神」として崇め、節目の祭りを律儀に行ってきたことは想像に難くありません。 蛇口をひねれば水が出る事を「当たり前」と思わず、いつまでも豊かで安全でおいしい水の恵みがあることに感謝する一日でした。
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