何度掃除をしても落ち葉の激しいこの頃ですが、神社においての落ち葉そうじも大事な仕事のひとつです。 ある強風の翌日、境内に奇特にも黙々と清掃奉仕をしてくださる女性があります。存じ上げない方でした。感謝のお声を掛けたところ、
「勝手に箒を借りて掃除させてもらっていますが、良かったでしょうか?」
勿論!良いに決まっています!!! 「長時間はできませんが、適度な運動と思い、今後も少しですが掃除させてください」。
何と有難い、そして高いお志しでしょうか。その後も時々奉仕してくださっており、ドリンクやお菓子の差し入れまで下さいます。 「他にも同じ志をお持ちの方があるのではないか?」などと勝手に思い、清掃用具を境内の目立つ所に移動しました。奉清掃仕を行うという志ある方、ご自由にお使いください。
お宮の清掃奉仕など、かつては地域に住む人々が自発的に年中行うものでした。それがいつしか、皆自分の仕事や家庭が忙しくなり奉仕の心が薄れていきました。今回この時々奉仕してくださる女性 を目にする度、お宮の清掃奉仕とは、自身の心も磨かれるものであると思いました。
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