山口総鎮守 今八幡宮
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屋根の掃除
2015年12月05日

 一昨日の桜の木伐採の記事に関しましては、複数の方から同情の御感想を頂きました。皆さん一様に「残念です」「木がかわいそう」という温かく優しいご意見でした。なかには人間の勝手な都合による伐採を悔やみ、その儚さ(はかなさ)から「木の断片をお守りとしたいので少し譲って欲しい」といった日本人らしいお気持ちの方もいらっしゃいました。用意しましたので差し上げます。また伐採作業を奉仕してくださった氏子さんも、その日の作業前に「せめて根元の周りに塩を撒き、お清めしてから伐りましょう」。とおっしゃっていました。人間も、病気に罹って弱り倒れることは仕方ありませんが、全く健康な状態で無理やり倒されることは納得がいかないでしょう。樹木もそうであり、無念であったと思います。
 神社の境内に立つ木は一本残らず全て御神木です。神さま(社殿)を守り、参拝者を守り、空気も人の気持ちも清くしてくれる存在です。そう考えると、一本一本の木も、魂が宿り大切な存在であると改めて思います。

 さて、今日は一組のお宮詣りを除いては予約参拝のない、土曜日にしては静かな一日でしたので、明日の清掃奉仕に先駆けて倉庫など建物の屋根に溜まった落ち葉を落とす作業を行いました。屋根に落ちた葉っぱは、通常、風で地面に落ちるのですが、なかには枝などが落下を妨げてそのまま屋根に溜まるものもあります。そのままにしておくと、その葉っぱがそこで腐葉土のように土になり、更にその土から雑草など植物が生え、根を張ることで屋根を傷めて雨漏りの原因となります。長い梯子を掛けて危険を伴う作業ですが、キレイになった屋根はやはり気持ちの良いものです。ここ数日の強風で境内も落ち葉がかなり散乱しておりますので、明日は随分「やりがい」のある清掃奉仕となることでしょう。


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(大正時代の当宮です。イイ写真と言ってくれる方がありましたので追加します。狛犬は二組あったのですね。写真奥の銅製のものは戦争で供出されました。)

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(西側側面。こんなところに木製の狛犬があったのですね。今は御本殿のなかに安置されています。)


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