あっという間に今月も半ばとなり、今年も半月となりました。朔日と同じく15日ということで終日、雨天にもかかわらず月詣りをされる皆様が多数ご参拝に見えました。また今年最後の月詣りでもありました。 かつて公務員の方(公職・公共機関)による参拝(お祓い)は多数ありました。例えば夏前に小学校のプール開き(安全祈願)への出向祭事、または各職場の新年の仕事始め、新規事業の奉告祭、災難除け等々。これが、いつしか労組の反対や市民による「公務時間中、特定宗教の行事へ参加することはおかしい」。というクレームや世間の目により徐々に減ってまいりました。現在、職種・職場は差し支えがあるかもしれませんので申しませんが、年間祭事を行われる(又は参拝にお見えになる)公務関係は年間7〜8箇所くらいでしょうか。以前は数十あったものですが、これを偏に「時代の変化」と片付けて良いのでしょうか?新年には職場での新年会(飲み会)は行うけれど、職場の皆で参拝して一年の安全や健康を祈願するということは間違いなく年々減少しております。以前は神社にお参りすることに関し、「職員のなかには色んな宗旨の方がいるから…」などを理由に取り止めることはありませんでした。もっとも、公務員でなくても会社や地域の団体であっても「宗教的なことは強制できないので…」と団体での参拝を行わない場合も増えました。 旅行でも、伊勢に行けば伊勢神宮に参る。出雲に行けば出雲大社に参る。太宰府に行けば太宰府天満宮に参ることは昔からの定番ですが、現在はこれさえ「宗教的施設の強要」と旅行会社のコースでは選択制となっているそうです。これで良いものでしょうか。
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