今日1月15日は小正月で「どんど焼き」が行われる日です。古くから「氏神さま」に参り、正月飾りを焼納してもらう日です。よって、氏神さまではない八坂神社などでは行っておりませんが、氏神意識の無い現代においては「神社であれば、どこでも良い」「どんど焼きの日(15日)でなくてもいつでも良い」ということになるのでしょう。 ゴミを捨てに行く如く、輪飾りを火にくべると参拝することなく帰って行く人には閉口します。歴史あるお宮はいつから家庭のゴミ捨て場となったのでしょうか。 温かい飲み物の差し入れや清掃の奉仕を戴きましたが、いつもの方々であるためもう当初のような「驚き・感動」のような特別な感はなく、もはやお二人とも「これが普通」といったふうになさる奉仕(芳志)のためもう驚きません。「特別」から「普通」になるとは、相互の信頼関係が高く構築されることによって生まれる安心感なのでしょうか。深く感謝いたします。
さて、どんど焼きを行うには、僅か2名で次のように行います。 @焚き木となる木材を調達する。(主に境内の雑木林や八坂神社から枯木や倒木を適切な大きさに伐って運んでくる。) A決まった箇所に整然と並べて保管。 B早い参拝者があっても不自由されないよう、早くから焚く。 C火災のないよう心がけ、夜間も確認に行く。 D後日、完全に消火したことを確認してから大量の灰を処分する。(境内の適切な箇所に撒いて自然に返す)
以上、大変な重労働です。奉仕して下さる方は氏子であるため「当然」となさって下さいます。しかし、これら作業の苦労を考えると、せめてお参りされて、できれば「お疲れ様です!」と明るく労いのことばを掛けてあげてください。
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