山口総鎮守 今八幡宮
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「きく」という職と自覚
2016年02月23日

 「困ったときの駆け込み寺」という言葉は、かつて江戸時代には檀家制度があったことにより、お寺の住職さんは地域の事情に通じていたということや、顔が広い(人脈に通ず)、教養(物知り)や徳(人物に優れる)などがあったことにより、「お寺に行けばなんとかなる!」という人々に安心感を与えていたことに拠るものです。

 既に檀家制度のない現代においても、住職さんや私達神職は、お宮がお参りする方の「精神的な拠り所」である以上、少なからずその責を担っているという自覚があります。このためか、割と頻繁に相談ごとをお受けする機会もあります。

 もっとも、そんな「教養」や、まして「徳」などとはほど遠い凡才であるため、果たしてどれ程その方のお役に立っているかは分かりませんが、少なくとも「お話しを親身になって聞く」という行為自体、当事者には幾分安堵し、楽になってもらっていることと思います。
 これからも、地域の「駆け込み宮」となって、少しでもお役に立てればと思い、日々教養を磨く毎日です。

 


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(どなたか季節の写真をご提供ください。)


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