山口総鎮守 今八幡宮
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旧・台南神社
2016年02月27日

 暖かい日と寒い日の繰り返しで、体調を崩しやすくなります。風邪以外にも、季節の変わり目で病気になり易い時期でもあります。体調管理には十分にお気をつけください。

 世間には様々な研究家がいますが、狛犬の研究家(学術的な研究者ではなく、趣味とする人)によると、全国の神社の狛犬を考察し、ほかに戦前の海外神社の狛犬も調べられています。その中に、台湾の台南にあった台南神社の狛犬が、当宮の一の鳥居前の狛犬に酷似しているとサイトで紹介されていました。
 台南神社は、現在神社こそありませんが、当時の複数の狛犬や神馬・社務所も現存しているそうで、当宮の狛犬と写真を並べて特徴の一致などを載せられていました。よくぞ発見してくれたものと、その精査は素晴らしいものです。
 この方によると、初期の台湾総督は4人続けて長州閥であったため云々という推察でしたが、その通りです。答えから申しますと、当時の台湾の石工(石造の彫士)の技術が未熟であり、上手く日本風の狛犬の製作ができない。かといってあれほどの重量があるものを輸送することも大変なことである。よって、石工を台湾に派遣し、そこで製作してもらった。その石工が、当宮の製作者であった。ということです。厳密には台南神社のほうが先で、その後当宮のものを製作したとなりましょう。
 さらに、青銅の神馬も戦前まで当宮にあったものと同一であることはどういったことなのでしょう。台南神社の神馬は、狛犬同様左右一対の二頭のようです。(当宮のものは一頭)。

 これは、是非台南のこの場所に行き、調査せねばなりません。
 台南神社創建に携わった人を調べれば、必ずヒントが隠されているはずです。


画像
(この狛犬と酷似したものです。)


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