数日続いた強風もようやく収まり、被害はありませんでしたが相当な落ち葉が散乱してしまいました。暫くは祭事の合い間をみて落ち葉掃除の毎日となりそうです。 境内の孟宗竹が、シーズン真っ只中ということで毎日ものすごい勢いで頭を出してきます。 タケノコの生育環境は野菜と異なり、養分豊富な土壌では不味くて食用に適さず、養分の少ない粘土質や赤土で育ったものが最高に美味となります。当宮境内の孟宗竹は、裏手の豊栄神社のものと同様、この土壌を有す当宮に植えるべく高祖父(曾祖父の更に先代)が京都に行った折に持ち帰った苗から育てたものです。(高祖父は豊栄・野田神社の禰宜を務めていたため、当時の法令により当宮では奉仕できませんでした) 家族だけでは到底消費できないため、「御裾分け」で近隣の方におわけするのですが、みなさんから「美味しい」と喜ばれている一品です。因みに八坂神社の孟宗竹は土壌が良いため、とても食べられた物ではなく、生えるたびに折っています。(可哀そうですが、そうしないと凄さまじい勢いで莫大に増えていってしまいます。) 食用のタケノコには孟宗のほか、ハチクなどいくつか種類がありますが、やはり間違いなく孟宗が最も美味と思われます。(勿論好みですが) しばらくは食卓に毎日タケノコが登場する日々となります。
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