山口総鎮守 今八幡宮
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古事記 輪読会
2016年06月25日

 梅雨らしい、雨と曇りの毎日が続きますが、近年の強雨には、その都度境内の古木の倒壊が懸念されます。

 昨日は仁保の、ある団体へ二回目の古事記の輪読会参加いたしました。「ある団体」と、名称がこれまでありませんでしたが、この度晴れて「万葉乙女の会」という素晴らしく立派な会名が名付けられました。
 
 今回は午後7時開始という時間の関係もあり、前回お越しくださいました方などお勤めの事情によりやむを得ず欠席ということもありましたが、前回お越しできなかった方で新たにご参加という方もありました。総勢は12人位であったと思います。
 
 二回目ということで、皆さんテキスト(古事記の本)をご持参になり、前回の概要から飛躍して本格的に本文へと中身を踏み込み、皆さんによって書き下し文を段落ごとに読み進め、段落ごとに解説を加えるという進め方です。声に出して読みということは、恐らく独学ではあまりなされないところに意味があります。
 途中休憩では、季節にピッタリの「水無月」という涼しげな京菓子に、古事記ならではの「山桃」を出してくださいました。お菓子ひとつにも、ここまでよくお考えになりご提供くださるご配慮には、さすがに(中心となる方の)調理に携わるプロとしての根性と、きめ細やかな「らしさ」を感じる「たおやめぶり」に感心するばかりです。
 
 輪読は順調に進み、2時間経たところで今回は終了です。最後にいくつかのご質問をいただきましたが、ひとつお答えできないところがあり自身の不勉強を痛感しましたが、回答は既に調いましたので次回お答えいたします。また、帰り際に唯一の男性のご参加であった方より、「古事記は好きで読んでいましたが、こうして解説を加えていただくことで、これまで分からなかったことなどを知ることが出来て新たな発見ができました!」という趣旨の御感想をいただきました。
 
 「先生」や「講師」などといった大仰な分際では決してありません。「皆が先生であり、皆が生徒」ということにより、早くも次回の開催が待ち遠しく思います。


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