ひと頃に比べ、朝夕と涼しくなりましたが、日中はまだ蒸し暑さが続く毎日です。特に今日のように雨降りであれば、なおさら暑苦しい一日となります。10月までもう少し待つと、過ごしやすい気候になろうと思います。
昨日は恒例の「万葉乙女の会」にて古事記の輪読会でした。昨日の参加者は7名でしたが、少数精鋭でかなり読み進みました。 箇所によっては読みづらい部分も多々ありますが、一人ひとりが段落ごと交代で声に出して読んでいくことが理解へのポイントです。これは個人(一人)ではなかなかできないことです。原文には読み仮名はついていませんので、多くの場合、読み方に正解や不正解はありません。基本的には皆さんの思うままが尊重されています。同様に、語句の解釈もそうです。皆で教え合い、想像することが、難しい本をより親しみやすく感じてもらえれば本意とするところです。 英語圏の人で昔の本が読めない人はいないそうです。他の言語でも殆どそうでしょう。しかし、日本の古文書は、同じ日本語でも今は既に読めなくなっています。これを、日本人として「読んでいく」、「読んでみよう」という志しをもたれる立派な方々は、日本人が日本人らしくあるためのかけがえのない文化の担い手であると高く感心するところです。 休憩時間、今回は「温まる飲み物」でした。オーガニック・ココアとカボスの甘酸っぱいジュース。いつも、心身に優しいおもてなしを戴くことに恐縮ながらも感謝するところです。
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