秋分の日となり、昼夜の時間がほぼ半々ということです。どうりで、いつの間にか日没が早くなった気がします。
神社では、年間を通じて色んな方からの奉納をお受けします。もちろん神前に対しての(神さまに対しての)奉納であり、御神前にお供えいたしますが、なかには職員が使用する目的での奉納もあります。この場合も、一度、御神前にお供えをいたします。 本日は毎年、筆を御奉納くださる方によって筆の産地として有名な広島県の熊野筆を5本奉納していただきました。 この方は防府・台道にお住まいで書道をなさっている方ですが、各地の神社を巡ったうえで、当宮と「気(霊気)が合い、霊気に満ちている神社であり、また普段から質素にされているから。」という理由により毎年お越しになります。「お宮では祝詞やご朱印に用いる筆が必要でしょう。」ということにより毎年筆を奉納してくださるとても有難い方です。 熊野筆にも様々な種類があると思いますが、奉納されるものは小筆のかなり高級(高価)な物であるため、当初は使うことが勿体なく思っていましたが「毎年持って来ますから、遠慮なくお使いください。使ってもらわないと意味がありませんから。」と仰いますので、毎日使わせていただいております。もっとも、まだまだ上手く使いこなせていないかも知れません。
以前、奈良から墨職人さん達が団体で参拝に見えたおりに、墨を10箱奉納してくださいました。1本が○千円もする高級なものでしたので、今でも墨汁は使用せずに毎日墨を摺っております。
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