山口総鎮守 今八幡宮
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万葉乙女の会
2016年09月28日

 暑くなく、寒くなく、「暑さ寒さも彼岸まで」のことば通り、過ごしやすい陽気となってまいりました。

 昨日は、今月二回目の古事記輪読会である「万葉乙女の会」が、全5名の参加にて開催されました。
 当初は先週開催の予定でしたが、台風襲来に備えて一週遅らせての開催と、当初の開催予定日がズレたこともあり、今回はこれまでで最も少ない人数での開催となりました。そのような中、ご参加になられた方は真に関心の高い方であり、如何なる事情や状況であっても「参加する!」「参加したい!」という強い意思の持ち主であることを、まずは深く尊敬いたします。
 
 前半は直接「古事記」本文ではなく、古事記にちなんだ日本文化の解説。日本において、キリスト教や仏教に携わる方は、日本人以外にも、多国籍の方があり、また外国籍の方であってもできるのですが、神社の神職は日本人でなければできません。「神道系」神社(新興宗教)ではその範疇ではありませんが、通常の神社は海外には存在しないオリジナルな「日本固有」であるため、神職は日本人に限られますが、そうである理由は「日本人でなければわからないこと」「日本人(ネイティヴ)でなければ感じられない」ごく僅かな「何か」があるためです。この「何か」は、例え何十年も日本に滞在している外国人、日本人以上に日本の心を有する外国人であっても持っていない特別なものです。それは何かと聞かれると、端的に、「日本人では無い」からというシンプルな解答しか答えようがありません。
 
 前半終了後の休憩では、厚保の栗やおいものデザートなど、いつも「素材の良さ」を100%生かされたオーガニックで自然と共存していることを実感できるおやつをいただきました。この季節感ある素材に色を加えて100%以上の「品」として提供するということは、提供者の腕の見せ所です。素材を引き立たせる技術やセンスが表れるところですが、そこはフランス・メキシコ・トルコ・地中海と並ぶ食の5大世界遺産である「和食」。美味しいことは言うまでも無く、食器や環境も含めた、かなり高いレベルにおいての文句ない食べ物となります。

 さて後半に至って、古事記の重要箇所への突入です。当初よりは、多少読みやすくなってきました。(慣れてきたという証しです。)

 今回は、以前の「特別研修」における参加者の感想文を頂戴しました。また疑問点の質問もいただきました。

 終了後、参加者より「本当にこれが楽しいんです!」「毎回、本当に面白く、いつも次が待ち遠しいのです。」という感想をお聞きして、皆さんからの期待の高さが実感できました。また「今日はお仕事の都合で来れなかった方は残念でしたが、少数精鋭で贅沢な会でした。」というご感想があり、少人数での勉強会を「贅沢」といわれるその高邁な向学心に身の引き締まる思いでした。
 こちらとしましても、毎回本会が楽しみで浮足立つ思いです。いつも通り、「皆さんとともに学んで」いきましょう。
 


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