朝夕は涼しく秋らしいのですが、日中は連日夏のように暑くなり本当の夏とは違い湿度が低いので汗をかくほどではありません。 本日は恒例の古事記輪読会「万葉乙女の会」が8名のご参加により開催されました。 今回はお勤め等の御都合により参加者が少ないということで、本文は進めずに今八幡宮において研修会を開催しました。以前は八坂神社で行いましたが、この度は当宮です。
前回同様、手水から始めようとしたところ、参加者より「鳥居を潜るところから始めませんか?」というご提案。さすがにお宮に慣れていらっしゃると感心いたしました。そうですね、それが正式です。 それでは、正式に鳥居前の石橋を渡るところからの開始です。歩きながら所々の解説を交えて石段を上っていきます。それから手水の正しい使い方や御社殿の特徴などをご説明して昇殿してもらいます。拝殿にお入りいただき更に内部の説明などを詳しく行います。これまで、これほど詳しく説明・解説したことはありませんが、皆さん「普通の」方々ではなく、取り分け関心が強く詳しい方々ですので念入りな解説を行います。 続いてまずは神さまへのご挨拶として正式参拝。玉串拝礼の作法を説明して全員にお参りしていただきます。この時点で既に一時間が経過しましたので休憩。 御神前ですが、お祭りの直会のときのようにここでお茶をいただきました。今思えば御神前であるために、初めに神さまにお茶をお供えしてから頂くべきところでしたが、うっかり我々だけで頂戴してしまいました。目の前でさぞかし羨ましく思われたことでしょう。失礼しました。 休憩も早々に、次に装束の説明。冠や烏帽子のことや狩衣のことなどなど。沢山のご質問にお答えしているなか、あっと言う間に更に一時間が経過して今回は終わりました。
八坂神社のとき同様、参拝に際して皆さん各人から玉串料もお供えしていただきました。ここまで誠実な態度をお示しになるということは、単に「見学」というレベルを超えて、真摯で理解ある志しということがよく分かります。(以前から分かっていました。) このような誠意ある皆さんといつも共に学べることを誇らしく思い、次週の開催を確認して終了しました。皆さんお疲れ様でした。
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