山口総鎮守 今八幡宮
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昨日の反響
2016年11月08日

 早朝の静かで張り詰めたような空気は、身が引き締まり一日の始まりを優しく迎えてくれる一番美しい時間です。これから太陽が上昇していくという姿は、沈んでいく姿に対比して、これからの行動を後押ししてくれている気がします。
 「朝(午前)は時間が無く忙しい。」という人がいますが、朝の開始が遅いからであり、開始が早い人にとっては時間が相当にあり、充分に入念な準備をして仕事や勉学に取り掛かることが可能となります。「朝方」「夜方」などの言葉がありますが、人間は太古より陽が昇ると起きて仕事をし、陽が沈むと活動を終えて寝るという生活を営んできた歴史を振り返ると、こうした自然な時間の使い方が最も健康で人間らしい在り方なのではないでしょうか。

 昨日の当欄に関し、複数の方から有難いご感想をいただきました。
 紳士A氏より、「憲法第15条で『すべて公務員は全体の奉仕者であり、一部の奉仕者ではない』。」という条文を教えていただきました。
 「奉仕」の語は「つかえ・たてまつる」となります。宗教的な意味を含んだ言葉であり、この場合、仕える相手は当然国民(市民)であり、国民に「たてまつる」ということになりますが、「献身的に尽くす」ということです。英語の「サービス」「無償」「ボランティア」などとは意味が異なります。無理やり日本語に当てはめた結果なのでしょう。本来は神さまに仕え、奉ることが「奉仕」となります。
 何でもお金で解決しようとする世の中、本質的な意味を忘れてはならない言葉のひとつです。「(世間の)人のための奉仕であり、組織のための奉仕であってはならない。」とされるA氏がお持ちになる誠実な見解に、「はたらく」の意味を正しく理解されている良心が表れています。
 
 毎日有難い激励で応援してくださる淑女より、長文のなかに「心の平和のために、ニュースを普段見ない生活です。」というご意見を頂きました。
 「清く正しい」毎日を送る方にとり、現在の日本がいかに「すさんだ」世の中であるかを示しておられ、悲しくなってしまうので「見ない」ということになってしまいました。本来は明るい話題で「嬉しくなるので、毎日の報道が楽しみ」であって欲しいものですが、マスコミもセンセーショナルな話題で注目を集めたいがために「悲しい」「凄惨な」話題を多く採り上げる傾向となり、結果、純粋で素直な人をこうしてニュースから遠ざけてしまいました。当欄を「楽しみ」とされていることが唯一の救いであり、重大な責任を負うことに姿勢が正されます。
 
 本日のある朝刊紙において、大きく報道されているものを順不同で5つ挙げてみます。
 
 @米大統領選挙、今夜投票。
 A天皇陛下の御譲位に関する有識者会議ヒアリングの開始。
 B電通、強制捜査。書類送検。
 C神宮外苑イベントでの火災、五歳児死亡。
 D新潟、住宅火災で4人死亡。

 このなかで気持ちが明るく、前向きになれる話題はいくつあるでしょうか。淑女のお気持ちが良く理解できる典型例となりました。
 
 


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