連日、米大統領選(新大統領)関連のニュースで賑わっていますが、国民が選挙で選んだ人への批判や不安などを話題とすることは、選んだ国民に対して失礼ではないかと思わざるを得ません。民主主義国家において、選挙は最も尊重されるべき手段です。いかに時期リーダーを支えるべきかということに方向転換していくことを願います。 新聞報道によると、選挙結果を受けてカリフォルニア州は合衆国からの離脱を真剣に考えているということ。州とはいえ、日本より広い面積、カナダより多い人口、サンフランシスコ・ロサンゼルス・サンディエゴなど大都市を抱える州の離脱は考えられませんが、これも含めて民主主義なのでしょう。
昨日は恒例の「万葉乙女の会」が開催されました。少人数でしたが、より中身の濃い充実した時間であり、普段以上に皆さんのご感想や解釈を披歴していただいたことにより意義ある回となりました。 「因幡の素兎」の解釈について。今回の注目点として、皆さん「そうだったのですね!」と納得していただけたようです。有名なお話しだけに「目からウロコ」であったと思います。 今回は久しぶりに「読みづらい」難しい内容が続きました。今は使われない古代人の生の言葉であり、かつてはこれが普通に用いられていた言葉ですが、時を経て今の我々には意味の「推測」を交えなければ読み進められない文章です。しかし、「気持ち悪い虫」に対しては、1,300年前の人と今の私達も同じ感情であることに少し安心しました。
休憩に入り、「今月は神在月なので、おぜんざいにしました。」ということで、オーガニックぜんざいを出して頂きました。 折しも、少し前に小豆から神さまが成るお話しが出たところでもあります。 水は地下水、砂糖は黒糖を用いるなど徹底して「体に悪いもの」を排除した食品であり、昔のひとは全てこうしたものが普通でした。いつしか「添加物」「保存料」「着色料」などの毒入り食品が普通となってしまった今日、せめて古事記を読む日だけでも昔ながらの味に親しみたいものです。付け合わせの「奈良漬け」と思っていたところ、何と、自家製「タケノコのお漬物です」。初めて見たものですが、特有の歯ごたえが漬物として上手に活用されており、創意と工夫により生まれた逸品です。これ一つだけで話題となるような隠れた主役でした。 コンビニのおにぎりさえ米に「発色剤」が塗られています。(確かに「てかって」います。)また数日経っても腐らないパンなどを目にしたとき、これを食べるくらいならお腹を空かせて我慢していたほうが健康には遥かにマシです。無言のうちに、こういう事実に気づかせてくれる店主さんには毎回感謝するところです。 前回から各自の解釈によって口語訳を行っていますが、皆さん驚くほど良く読めるようになっていることは、各自の関心の高さを顕著に表しています。「これには(参考書)このように書かれていますよ。」ということで、サッと複数の解釈を教えてくれるところに、「皆が先生で、皆が生徒」という当初の理念の達成を実感しました。とても嬉しく喜ばしい思いです。 既に次回が楽しみです。普段以上に予習して準備しておきます!
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