日中は温かく穏やかな陽気が続き、過ごしやすい毎日です。本日は日曜日あったため、終日にわたり多くの七五三詣りの親子連れがご参拝にお越しになりました。 神社への奉納は、お米やお酒(おみき)が一般的と思われがちですが、鏡餅を始め、珍しいものや初物など多岐にわたります。 例えばお菓子などは多くありますが、お稲荷さんには油揚げや稲荷寿司もあります。ご自身の職業に関する品物(靴屋さんであれば履物)といったものも良いことです。
昨日は、いつもお世話になっている方より鮮魚の奉納がありました。 「知り合いの漁師さんが獲れたての太刀魚を送ってくださったので、少しですが奉納させてください。」 旬の初物で、神さまも喜ばれることでしょう。早速すぐに御神前にお供えいたしました。 生ものでもあり、お供えを下げたあとは夕食でお下がりとして頂きました。見たことも無いほどの立派な大きさであり、とても美味しい太刀魚でした。 昔から珍しい物や初物は、まず神棚(仏壇)にお供えしてから家族で頂くことが日本の伝統でしたが、神棚のない家庭が多いなか、どうされているのでしょうか。本来の日本人が行ってきた普通の光景が失われていることは、文化の崩壊の一歩でもあります。神棚をおまつりする(設ける)ということは、こうした理由もあるからです。
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