山口総鎮守 今八幡宮
詳細ページ 新着情報 

Jinjya(ジンジャ)
2016年12月11日

 過日より行っておりました控え所の整理整頓、模様替えにつきまして、数日前に一応完了しました。これから微調整も行いますが、取り敢えず大きな移動を終えることが出来、これまでは乱雑であった所がかなりスッキリとしました。またこれに併せて畳の表替えも15畳分行い、井草の香りが漂っています。リラックスできる空間です。

 昨日は当宮氏子崇敬者の講である常夜燈講の忘年会が開催されました。
 時節柄、皆さんご多忙であるようで昨年より人数は随分と減りましたが、それでもお集まりくださいました13名の方々によって、楽しく、より交流を深めることができたと思います。
 参加者には、色んな職業の方がいらっしゃいます。そのうち英語がご専門の大学教授の方で、イギリスのオックスフォード大学で『オックスフォード』という辞書の編集をされている方がいらっしゃいます。この世界的有名な辞書は、これに掲載されたもの、言葉が英語圏の基準となる権威ある偉大な辞書です。
 この方に次のお願いをいたしました。
 
 「神道」は英語でも「Shinto」「Shintoism」なのですが、「神社」は「Shrine(神殿)」しかなく、西洋のパルテノン神殿など、神社とは随分イメージの異なる言葉しか存在しません。そこで、どうか「神社」も「Jinjya」として英語で通用するよう、掲載してもらえないか。ということです。

 ここで確認してみます。
 ・シュライン(神殿)=物理的な「建造物」。廃墟となり使用されていなくても同じ呼称。
 ・神社=神道の神様を祀るところ。建造物のほか、祭祀・拝礼(祈り)の場。現在も神様が鎮まるところで、境内も含めた全体。

 すぐに心意を理解されて、「分かりました!」というお返事。
 その氏子さんによると、掲載基準は5つの用例(普通の辞書でも、単語の用例として使い方や出典が引用されていますが、『オックスフォード』も同様)が必要なので、「その5つの用例を探し出す作業をやってみます。」ということでしたが、この「探し出す作業」が膨大な文献をあたる大変な作業と思われます。
 
 「この辞書にJinjyaとして載れば、世界共通語になりますよ。」

 そもそも、このような凄い方が氏子さんにいるということ。そして忘年会に来られるということが、まず当宮の強みです。
 昼間にお会いするだけでは到底お話しできるこ内容ではありませんが、そこは忘年会。お話しも進みました。

 何年か後、「神社」が世界中で通用する日がやってきます。そのとき、「それは、今八幡宮から始まったこと」として胸を張りましょう。
 


[ もどる ]
 
今八幡宮
今八幡宮社務所 〒753-0092 山口県山口市八幡馬場22
  TEL 083-922-0083 FAX 083-922-0312  お問い合わせ