天候が良いため、多くの作業がはかどっています。寒い時期の温かい陽気というものは、何かホッとするひとときでもあります。
読者より、「風邪を引いたのでお詣りに行くことができません」。というメールをいただきました。 17日より土用の期間に入りました。暦では「立春前の季節の変わり目で体調を崩しやすくなるため、休みなさい。」という期間です。年末年始が一段落したこの時期、気が緩む(落ち着き、平常に戻ろうとする)機能を稼働させるため体調を崩しやすくしてしまいます。先人の経験に基づく暦は正確ですね。(この時期に風邪を引くことは暦の予測通りです。健全である証拠。) まずは治すことに専念し、温かくし、滋養・栄養のあるものを食べて早く回復されてください。
「風邪」は病名ではなく、正しくは「感冒」といいます。漢方において感冒は邪気が入って来たこととされ、そのうちのひとつ、風邪「ふうじゃ」と言います。 「風」「寒」「暑」「湿」の4種ある邪気は、人間の身体の風穴(ふうけつ・ツボ)より入って来るため「風邪を引く(引き込むの意)」といいます。よって、病名ではないため風邪に「罹る」とは言わず、引くといいます。 「邪気」が出て行ったあとは、身体がリニューアルされたようで復活します。その時はお宮で新たな英気を養い、再び精力的に社会の為に奉仕されてください。
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