この時期寒いのは当たり前。北国の厳しさに比べれば山口はまだ随分過ごしやすいほうです。「寒い、寒い」と口にしたくないものです。
先日、夜間にある事件が発生しました。詳細は控えますが、境内での犯罪行為には憤りも限界です。一度当欄に記しかけましたが、相手のことも考えて公表することをためらい削除しました。 真面目に、一所懸命、誠心誠意、心を尽くして参拝されている方がいらっしゃる一方で、この方々の崇高な志しを無視するような行為は、参拝者を気持ち良くお迎えするため神社を管理する者としては断じて許す事はできません。 警察官であれば「公務執行妨害」という法律で身の安全は保障されていますが、私達はこれが無く、常に危険と隣り合わせです。一人奉仕で立証するための時間もないためどこにも言うこともせず、犯罪者とはいえ相手の今後も考えてやらねばなりません。自分のなかだけで留めて、せいぜい説教して帰すことで自分を納得させます。 東京の神社で奉仕していたとき、地域の氏子さんは自分を含む神職のことを「先生」と呼ばれていました。 神職は教育者としての側面があるということを、その責任感を含めて痛感する日々です。
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