昨日もお朔日詣りの参拝者で終日境内は賑わいました。
ある氏子さんより、「先日、朝早くに参拝したとき、掃除されている女性がいらっしゃいました。感心な方がいるのですね。」と言われました。「そうです。うちの関係者はただ参拝するだけでなく立派な方が多いのですよ。」と自慢げにお答えいたしました。結構皆さん見ていらっしゃいます。
日本の気候は温暖湿潤気候であり、湿気が多いことが特徴でもありますが、世界的に見ると極端な気候とは異なり年間を通じて過ごしやすいと思われます。夏場に湿度が高く蒸し暑いのですが、雨も降るので水には殆ど困りません。一方で、世界には雨が少ない（殆ど降らない）地域や極端に暑い、寒いなどの地域があります。
飲食店などでも「水はただ（無料）」という国は世界でも稀です。（アメリカのレストランなどでも水は一応出てきますが、硬水であることと、西海岸の場合何百キロも先のコロラド川から延々と川とパイプを通ってきた水は口にするものではなくミネラルウォーターを注文します。日本人は日本にいる感覚でつい口にしますが、「飲んでも害はない」という型だけの水で水道水は手を洗うかうがいをするためで飲むためのものではありません。）
よって、海外では「水は命を繋ぐとても貴重なもの」であるため、家庭の風呂（シャワー）などでも細かく時間を決めてルールを設けています。日本人の長風呂（決して長くはないのですが、体を丁寧に洗う日本人は洗わない西洋人より長くなります）は水の無駄使いと思われて嫌がられることになります。
ガソリンは現在１リッターで120円台ですが、コンビニで売られている水は500mlで同じ120円くらい（以上）です。つまり、水はガソリンの倍もする高級品なのです。
こう思うと「雨降りは嫌だな」とは言えなくなり、貴重な恵みの雨と感謝するようになります。「雨おんな」など、有難い人材です。
先の大戦を始め中東での戦争はは石油を巡るものでしたが、将来、水を巡る戦争がどこかで起きる（既に起きているかも知れません）と思いながら、日本の気候を有難く、幸せに思うところです。
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