春分の日の今日、早朝より年祭のほか、地鎮祭や各祈願祭が行われました。また花粉の飛散がとても多い一日でした。
本日は年に一度の「人形供養祭」が執行されました。午前より処分されるお人形を持ち込まれる方が続きましたが、前述の通り祈願などで殆ど不在にしておりましたが、お手伝いくださる奉仕者がその間受付などを行ってくださったお蔭により、順調にことは進みました。
昨年よりは少ない人形であったことは、これまでで既に凡そ出尽くしたためと思われます。その分、防府市や周南市など市外からのお越しになる方も多かったうえ、皆様より本祭事執行に感謝されましたことは恐縮するところです。
供養祭ののち、各種お人形を分別しますが、これが相当に困難を極める作業です。例えば、あるお人形。着物は「可燃物」。体はプラスチックであるために「不燃物」。着物を留めるために小さな針もあり危険です。太い針金も付いています。これらを全て手作業で一つひとつ分別していきます。総数約３，０００体。この作業に、本日は４名が奉仕してくださいました。（男１名、女３名）。特に有難いことに、古事記輪読会である「万葉乙女の会」のお２人が応援に駆け付けてくださり、非常に細かで困難な作業を行ってくださったことには頭の下がる思いです。黙々と作業なさるそのお姿には、神前に対する純粋なお気持ちのほか、「忙しい行事」のときにはサッと来てお力添えくださる、言葉にはできない深い感謝の念があります。特に感心することは、必要と思われる道具を持参されていることです。これには「さすが！！！」と、有難くも誇らしく思いました。（各種道具を求められますと、これの用意や準備に時間を取られます）。
皆さんのご協力、ご尽力により、本年の人形供養祭は無事に終わりました。関係された皆様には、衷心より厚く御礼申し上げます。
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