山口総鎮守 今八幡宮
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和の服装
2017年04月03日

 四月最初の月曜日。入社式などが全国で行われたようです。「初心忘るべからず」を胸に、張り切って社会に奉仕してください!

 着物の裁縫を行って下さった方がありました。有難うございました。

 神社での服装は言うまでもなく着物姿となります。下着(現在でいうシャツ)である「襦袢(じゅばん)」(意外にもジュバンというポルトガル語です)の上に「白衣」(ハクイはお医者さんが着るもので、神社のものはハクエと言う)を着用します。下には「袴」を着用します。袴は、巫女さんのものはスカート状になっていますが、神職のものはズボンのように股が分かれています。これは、馬に乗るために(足を上げるために)このようになっています。
 「和」の着物ですが、現在の住居は「洋」(和洋折衷)であるため、たびたび着物が破れることがあります。例えば、「和」の戸は、障子や襖がそうであるように、引手は窪んでおり出っ張りはありません。しかし、現在のドアは必ずノブなど出っ張りがついています。これに白衣の袂(たもと)が引っ掛かり破れることがあります。
 箪笥も、古いものは引手である金具は開ける時だけ起こし、普段は寝ていますが、新しいものは起きたまま固定されています。これに袴が引っ掛かり破けてしまいます。
 
 古い着物のまま新しい住居で生活することは、不自然で不便であることを痛感します。いつか、完全な純和風の住まいにしてみたいと思います。
 


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