一昨日は久しぶりの雨天。快晴続きの毎日、ようやく雨が降ってくれたという感じです。
昨日は古事記輪読会「万葉乙女の会」の初企画、研修旅行が開催されました。目的地は古事記神話に深く関わる出雲。8名とお子さん1名の総勢9名にて、出雲大社への正式参拝です。 行き先が遠方であるため早朝の出発となりますが、昨日の降雨も止み、曇りですが時折晴れ間も見えて良い日和です。 平日でもあり高速道路も空いています。スムーズに3時間半で到着。事前に連絡してある参拝予定時間より30分以上早かったので、境内をゆっくり散策します。有志は「せっかくなので、正式に」ということで一の鳥居まで戻り、鳥居を潜ってこられました。 境内は「平成の大遷宮」ということで、2期に分けて整備事業が行われています。既に御屋根の葺き替えや修理は済んでおり、以前は無かった施設(建物)があるのもこの事業の一環だと思われます。
いつもながら多くの参拝者で賑わう境内。すぐ参拝が行われると思い、皆さんを残して社務所に申し出に行ったところ、皆さんも社務所に集まってほしいということです。再び皆と社務所に伺い、立派な待合室で丁寧にお茶をお出しいただきました。記帳を終えると、山口県出身という若い神職さんがご挨拶にもお見えになりました。 ご案内を担当してくださる神職さんより、今日は4年前に遷宮が行われた日であることを教えて貰い、偶然のゆかりを感じました。さらに4日後は年間で最も大きな祭典である例祭日ということであるそうです。 ご多忙時期に参拝することを恐縮しながらも、そこは大社。多くの職員さんがいらっしゃいますので狼狽されることもありません。 おもてなしののち、いよいよ参拝です。正式に社務所前で手水をとり、一列に並び御社殿まで参進します。八足門の中に入り、各所で解説を受け、まず修祓(参拝にあたりお祓い)、いよいよお参りです。会の代表者が玉串をお供えして二礼・四拍手・一礼にて拝礼し、一同は後方で同時に併せます。堂々とした立派な作法に感激します。 この玉串拝礼のため、これまで何度も練習してきました。玉串の扱い方、拝(おじぎ)の角度、手の位置、進む足の運びなど。代表者の作法の出来具合は、我々の程度(本気度)や神前に対する真摯な気持ちを表す重要な場面です。適当に行ってやり過ごすこともできますが(そういう方が多いなか)熱心に何度も行われましたので、それを知る一同は誇り高く思いました。 お庭踏み(御本殿周囲を歩かせていただく)では、巨大なおやしろを間近に拝見し、貴重な体験をさせていただきました。 記念品を頂戴し、昼食は土地の名物である出雲そば。お土産など購入して、帰りは時折雨も降りましたが、充実した第一回目の研修旅行は無事に終了いたしました。今後、恒例となり二回三回と実施できればと思います。
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