今年の夏は猛暑となるそうで、今から恐れています。
昨日は氏子さん2人とともに、今月30日の大祓式に備えて茅の輪を作成いたしました。もっとも、お祓いや来客が多かったため、殆どは氏子さんお2人で行っていただきました。
茅の輪に用いる萱(茅がや)は親しい神職さんのご紹介で、その氏子さんの敷地のものを刈らせていただいております。足が長く、太くて丈夫な萱です。 どういうわけか、毎年この祭事だけ参列されるという方もあり、この神事の重要性を感じています。 複数の方より、「前の道(石段下の参道)からも輪が見え、これを確認すると毎日潜りに来ています。」と仰いました。 この時期、本祭事の広告が色んな神社から出ていますが、良く見ている方があり、「お宅(当宮)が一番本式を伝えているので、ここにしか来ません。」と言われた方があり、見えない努力が報われる思いです。この方が仰ることとは、@本式は茅がやを用いる。(別の素材を使って誤魔化しているところがある)A執行日が6月30日である。(別の日に行うところがある)B30日の夕刻(当宮は18時)に行っている。(午前中や午後早い時間に行っているところがあるが、夕刻に行う行事である)C装束は淨衣(無地の白色)を着用している。(普通の色の付いた狩衣で行っているところが多い)これは一般の方には分かりにくいかも知れませんが、祭祀区分で、大祓式は「恒例式」であり、淨衣着用が規定されています。そうでないところは規定違反ですが、それさえ知らないところが目立つということ。 信じがたいことですが、いい加減な祭祀を平然と行っているところがあるということです。気持ちのこもっていない祭祀。学習不足という努力怠慢。 プロ意識を疑うところです。
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