昨日は祇園祭の関連行事の一つとして伝統ある「連歌」が、山口連歌の会(代表・尾崎千佳氏、山口大学准教授)により八坂神社にて奉納されました。 伝統あると言いましても、江戸期には盛んであり、社殿内にも多くの連歌額が掲げてありますが、長らく中絶していたものを近年復興されたものです。 連歌とは、前の人が詠んだ上の句に次の人が下の句を付けて参加者皆がこれを続けていくというものです。境内が大内氏の築山館(迎賓館)であったころに招かれた連歌師の宗祇にちなんだものとして、長い歴史があります。 当日は、役30名の皆さんが「ふるさと伝承センター」にて歌を考え、お作りになり、全てが完成した夕刻にご参拝と奉告、ご披露にお見えになりました。 恒例により宮司が発句をつくり、これを2班に分かれてそれぞれが作っていかれました。 「素晴らしい発句でした。」「やはり和歌の才能がおありですね!」 とんでもありません、拙いものでお恥ずかしいかぎりです。
神職は歌の素養も必要であり、祝詞と同じく大和言葉のみを用いるという共通点もあります。雅なひととき、楽しい奉告祭でした。
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