夏祭りシーズンののち、台風を挟んで秋祭りに向けた毎日。更新も随分と滞りました。早い方は七五三詣りも徐々にお越しになっており、お祓いのほか、ご朱印もかなりお見えになっています。
神職の装束には多種ありますが、ここには服装規定として決められた約束があります。詳細は省きますが、狩衣では露紐(袖の紐)の色や形状、裏地の有無などがそうです。その他、淨衣(無地の白色、型は狩衣と同じ)や斎服(同じく無地の白色)を着用する場合は、袴も無地の白色を着用します。
夕方、ローカルニュースを見ていたところ、目を疑う様子が映されました。県内のある地方での献穀米の稲刈りに伴う神事において、斎服の神職が色付きの袴を着用しています。理由の如何を問わず規定違反です。違反であるという以前に、非常識で神事を冒涜した蛮行でもあります。「知らなかった」では済まされない愚行で、笑顔で写る集合写真には痛々しさを感じました。 「人には厳しく、自分に甘く」がモットーの御大。猛省のうえもう一度教科書を開いてみてください。
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