山口総鎮守 今八幡宮
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「バチ」が当たる
2018年07月12日

 境内に外国人旅行者が見えたので、英語の練習とばかりに張り切って話し掛けに向かったところ、日本在住で日本語が堪能な方。
 外国人でも日本語話者や、周りに日本人がいるときは英会話ができません。自分の拙い英語力が知れるためです。 
 日本語が出来ない方、お待ちしております。

 「ご多忙の中、毎日のブログ(当欄)大変ですね。」
 「社報の作成、大変ですね。いつも楽しみにしています。」

 時々励ましで言われることです。
 
 「ブログ、面白くて参考になります。これまでのものを纏めて、本にされたらどうですか?」

 これは褒めすぎです。
 
 
 「海外旅行で見た異文化体験(理解)」のようなテーマで考察を加えたものはあります。特に神社の神職という純日本的な職業者から見たアメリカという、新旧正反対の国柄や文化比較に関するものは、いつか社報に掲載してみようと思います。
  
 読者より、温かい応援メールをいただきました。
 先日のご感想として、コンビニでの非礼な態度に「バチが当たると思います。」
 
 その通りです。
 かつては親や学校の先生から良く言われた言葉です。しかし、最近はこの「バチ」という言葉をあまり聞かなくなりました。
「バチ」は「罰」のことですが、神さまが与えられるものは「バチ」となります。神さまという前提の言葉であるため、宗教色を排除する向きにより、使用されなくなったと思われます。
 同様に、給食時の「合掌、いただきます」も、「合掌」が仏教的ということで全国的に省かれているようです。山口の学校ではどうなのでしょうか。
 
 我々日本人は長い年月、神道や仏教、神さまや仏さまを有難くいただいてきました。人智ではどうにもならない自然災害、自然現象。気候や実りの恩恵。数千年もの間、全て神さまからの頂き物(与えられた恵みやバチ)と考えてきましたが、これのどこが可笑しいのでしょうか。

 世界のなかで、宗教色を排除した国はその後どうなったでしょうか。
 日本では、程よく、倫理や道徳と並行して教育のなかに取り入れられていました。
 
 「バチ」という言葉は、厳しすぎず、優しさを持った日本らしい、残していきたい言葉です。

 
 


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