以前に比べて猛暑が和らいだ気がしますが、それでも30度を超える毎日。朝方は割と涼しくなりましたが、昼間はまだ肌が焼けるような日差しです。
ニュースで、各地で文化財の散逸(盗難など行方不明)が298件あったそうです。 当宮は、御社殿のうち本殿・拝殿・楼門が国指定の重要文化財であるほか、鰐口(わにぐち)という鐘も重文に指定されています。鰐口は山口市の歴史民俗資料館に常時展示してありますので、ご覧になったことが無い方は見に行ってみてください。(入館料が100円くらい掛かります) 重要文化財というと、国宝よりは価値が下がると思われている方もあるかも知れませんが、国宝も同じ文化財という枠内であり、価値は同じものです。決して国宝より下であるわけではありません。また重文のなかでも、近年(戦後)指定されたものと戦前から指定されているものがありますが、御社殿は戦前からの指定であり、それだけ古くからその価値が評価されているということです。(戦後の法改正により、重要文化財ができましたが、それ以前は国宝のみの指定であり、当宮は国宝に指定されていました。)
全国に国宝・重文は3万点あるそうですが、既に300点が不明ということ。焼失する場合もあることでしょう。この地域の宝であるお宮を、皆さんとともに守っていくことは、現代に生きる私たちの使命でもあります。 清掃奉仕してくださる方も、文化財を守っていくうえでの立派な行為であり、歴史を伝える大事なひとりです。
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