素晴らしい秋晴れの一日。戌の日でもあり、多くの安産祈願者やお宮参りで賑わいました。
新聞記事に、次のようなお話しが掲載されていました。
日本三大祭りとも言われる東京・浅草の三社祭り。この奉賛会長であった鈴木さんという方が、先月103歳でお亡くなりになったそうです。 この鈴木さん、千葉県のご出身ですが、若い頃から浅草で働き、戦争を経て焼野原となった街の祭りで、担ぎ手の少ない神輿のために参加するようになりました。 戦後の混乱期、「祭りは街を一つにまとめる力がある。」 また他地域の出身ながら、「祭りがあったから、浅草の人間になれた。」として、亡くなる年まで神輿を担ぎ続けたそうです。
高齢になっても、「神輿を担ぐため」と、日々、足腰のトレーニングを欠かさなかったそうです。
こうした祭りに対する情熱は、地域祭りの発展や活性化に大きく寄与したことでしょう。100歳を超すお爺ちゃんが神輿を担いでいれば、若手も負けじと参加し、よいお手本となりました。
「祭りがあったから、この地の人間になれた。」
地域コミュニティの原型をなす立派な生き方は、後輩たちにも受け継がれていくことと思います。
|