本日はぽかぽか陽気のもと、兼務神社の例祭。 昨日も同じく晴天であり、多くの七五三詣りの皆様がお参りになりました。
先日、玉串料のなかに二千円札が入っていました。思わず「懐かしい!」と思いましたが、紙幣の中では最も新しいものなのかも知れません。
報道によると、消費税が今後10%になった場合、クレジットカードでの支払いを行った人には2%のポイント(実質値引き)を加算するという政策が提案されているようです。現金不要のキャッシュレス。皆さんはどう思われるでしょうか。
かつて昭和の時代を過ごした者として、一万円札と五千円紙幣の肖像は聖徳太子でした。あの聖徳太子の一万円札からは、何とも言えない高級感があり、自ずとお金の重みを感じたものでした。同様に、伊藤博文(千円札)、岩倉具視(五百円札)など、歴史上、また近代国家建設に功績のあった人物であったことは、かなり重々しいものであり、お金の大切さが判るものでした。
これが何時の頃からでしょうか、紙幣に描かれる対象が、文学者や教育者、二千円札に至ってはもう人物ですらなく門となりました。 お金の有難味、大切さに若干変化を来しているような気がしますが、これは政府が「現金離れ」(カード利用の勧奨)を実行しているということが判りました。今後、紙幣にはパンダなどの動物や松などの樹木、自動車などが登場する日も遠くないと思われます。
かつての聖徳太子が懐かしく思う方はほかにいらっしゃらないでしょうか。
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