「見ました!」メール、有難うございます。
「古銭のデザインに感動して、大阪造幣局(博物館)に行きました。」
明治の硬貨は細工が美しいデザインです。鳳凰、龍、菊、桐など。いずれも皇室に関わる模様が施されています。
「皇室(天皇家という言葉は間違い)に守られている国ということを感じました。」
お金は、それが相応の価値のあるものということを証明していなければ、ただの紙、銅、アルミなどです。明治初期には藩札といい、国ではなく各藩が紙幣を発行したこともあります。藩にお金がないので印刷したらいいという発想でした。
政情不安で財政破たんしそうな国が発行したお金より、安定している国のものが信用があります。「円高」になる状態は、日本の「円」が安定しており、信頼されているということにもなり、本来は良いことですが、輸出においては損をしてしまうことにもなります。
アメリカの25セント硬貨は州ごとにデザインが異なり、ご当地を象徴する模様が描かれています。小銭がたまった時など見比べるのも面白いかもしれません。
ちなみに、日本ではお金を意図的に汚すことや変形させることは法律で禁止されています。(アメリカでは自由であり、観光地では記念用に硬貨を変形させる機械が置いてあるほど) 日本でお金は、重みのある汚してはならないものとして、菊や桐など皇室を象徴する模様が記してあるのです。
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