山口総鎮守 今八幡宮
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紙幣のデザイン
2019年06月04日

 週末、清掃奉仕を行ってくださった方がありました。
 この数年、奉仕者が来て下さるのでとても助かっています。例え10分や15分、僅かな時間でも、一枚の落ち葉、一本の草抜きでもしないよりはすることで確実に境内の美観には役に立っています。境内に出向くことがなくて気が付かないこともあり、お礼が言えないこともありますが、奉仕とは人に気づいてもらうために行うことではなく、誰も知られなくとも行うものです。ただし、神さまだけは気づいておられます。

 
 2024年をめどに、20年ぶりに紙幣の図柄が変更されるということです。偽造防止や訪日外国人にも分かりやすいように表には漢数字ではなく数字で金額を表記するなど大きく変わるようです。(「千円」ではなく、「1000」と表記)同時に、500円硬貨も製造方法など若干変更されるとのことでした。

 お札に描かれる肖像画の人物選定が重要であることは、かつて二千円紙幣が発行されましたが、人物ではなく「門」ということであったために流通せず、今は沖縄以外では目にすることがなくなっているようです。
 二千円という額面自体は悪いことではないと思われます。(アメリカでも20ドル紙幣はかなり便利に使用されています。)自販機で使えないという理由もありましたが、使えるように改修または新造すれば良いでしょう。流通しなかった要因は、「門」だったからではないでしょうか。
 かつて給料が現金支給であった時代、これを持ち帰ってくれるお父さんはまさに「一家の大黒柱」であり、そのお蔭で家族は生活できているという実感がありました。その紙幣には聖徳太子が描かれており、お金の重みを感じるものでした。今でも日本の法律には、紙幣・硬貨の変造や意図的な汚損が禁じられています。お金に敬意を表すためです。(アメリカでは観光地で硬貨をメダルに変造するお土産用の機械があったり、廃棄するドル紙幣をシュレッダーにかけたものがビニールに入れられて売られています。)
 
 紙幣に敬意を示すには、敬意が感じられる人物である必要がありますが、それが「門」であるということはどうしたことでしょうか。
 徳川家康や坂本龍馬など、日本人に人気ある人物が肖像画に選定されないのはなぜでしょうか。この度の人物にも多々疑問がありますが、尊敬に値し、かつ人々に親しまれる人物の復活が望まれます。


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