最盛期より若干涼しくなってきた気がしますが、まだ湿度も高く残暑があろうかと思います。水分補給には麦茶が良いそうです。
読者よりメールをいただきました。
「知人が、祇園祭において宮司さんの所作が美しいと写真を見せてもらいました。私も同感です。見ているこちらも清められいくようです。」 勿体ないほど嬉しいお知らせですが、当然のことを当然におこなっているだけです。
神職がお祭り、神事を行う際、適当に動いているわけではありません。(残念ながらそういう方も居ます。)
全ての所作には決まりがあり、姿勢、足の運び、手の動き、左右上下の順序や別などがあり、全ては神さまに失礼のない動きが基本となっています。早すぎては雑に見え、遅くてもいけません。多くの参拝者はお気づきにならないところですが、丁寧さや美しさは伝わるはずです。このように「所作が美しい」と仰っていただくことは、平素から小さなお祭りも含めての一つひとつを大切に、例外なく基本通りに行っているため、その「基本」が染みついているためです。
とかく慣れてしまうと省略したり雑になりがちですが、年間を通じて全ての祭事、神事は基本を忘れず丁寧におこなっていることだけは自負できます。
「いいかげんな作法、無気力な所作」で祭事を行ってもらっても有難味はありません。見ている方が(参列される方)が気持ちよく、安心なさる完璧な作法で常にお迎えしています。
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