山口総鎮守 今八幡宮
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年賀状に関して
2019年11月16日

 七五三詣りが最盛の頃です。皆さんご家族でお見えになっており、お天気も良いので何よりです。

 この時期、この一年にお身内でご不幸がおありの方より、新年の年賀状を遠慮する「喪中につき・・・」のハガキが連日届きます。しかし、なかには過剰な遠慮があることが少し気掛かりです。

 まず前提として、この遠慮の範囲(どういう関係性か、何親等かなど)に明確な規定はなく、その方のお気持ちであることが全てとなります。

 「義父(義母)が亡くなったため・・・」

 そもそも家が違うので、遠慮する必要はありません。義父とは、妻の父です。当家から出た忌ではなく、他家のものであるため、遠慮する必要は一切ありません。家の忌ではなく、他家のことです。

 「叔父(叔母)が亡くなったため・・・」

 全く関係ありません。皆無です。

 「義兄弟(妻の兄)が亡くなったため・・・」
 「甥が・・・」「姪が・・・」「親戚が・・・」「ハトコが・・・」

 遠慮の必要は、当家の両親・祖父母のほか、同居する兄弟のみです。
しかも、私的な賀状のみです。(ビジネス賀状「仕事上で出す年賀状は範囲外」)」となります。例えば、セールス賀状があります。多くは、買った車の販売店や、業務上関係のある人や会社においては、一切関係ありません。例えば、自分が買った○○自動車の○○店から毎年年賀状が来ます。この店長の親が亡くなったとします。この販売店は全ての年賀状を取り止めるでしょうか?一社員の親が亡くなったとします。顧客全てに取り止めるでしょうか?

 止めません。あくまでも「組織」として出しているからです。

 神社でも同じです。

 「神社」という組織(法人)」として出しているので、例え宮司さんの身内の不幸があろうと関係ありません。「遠慮」などしません。
 では宮司さんの身内に不幸があったからと言って、忌があける一年間、全ての祭事を「遠慮」するのでしょうか?

 不可解な「遠慮」、過剰な「遠慮」に疑問を感じる時期です。
 
 
 
 

 


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